何をしたい?
 そう聞かれて、考えました。
 私はあの頃夢中だったクラブ活動を止めて、友人との遊びに時間を費やしたい。

 今考えると、どうして団体活動にあそこまで必死に、そして夢中になれたのか分かりません。そこには格好悪い自分が沢山いました。良い事も数え切れないほどありましたが、それを上回るほどにくだらない出来事に振り回されていました。
 あの時期、あの場所がすべてだと私は思っていました。
 年功序列、男尊女卑は当然の世界。
 ばかばかしい。

 でもあの時期があったからこそ、見えたものも沢山あります。
 あの中にいた人達は全て、井の中の蛙でした。
 2年で見切りをつけて、結局止めてしまいましたが、その後冷静に彼らを見続けた私です。
 どの人も、恐ろしいほどに自分達だけの丸い円の中で、その中でだけ通用する自分の地位を、大事に大事に守っている。
 哀しいなあ。

 あの時素敵だと思った人も、いざ円の外から眺めてみると、なんと小さな人であった事でしょう。
 きっと私も小さかった。
 円を出たからと言って、私がエライ訳でもなんでもないのですが・・・。

 私が辞めてすぐ、私に対する中傷がクラブ内に広がったと聞きました。
 笑えました。

「絶対に男ができたんだ」
「派手になったもんな」
「化粧するようになったしな」
「いつも笑顔だしな」

 化粧や笑顔がそんなに悪い事でしょうか。
 女は素朴で控えめで地味で、男の後ろをついていくのが良い、と決めてかかっている台詞ばかり。

 ふん。
 せめて綺麗になった、と言ってくれ。
 明るくなったのは、しがらみから逃れられたせい。
 口紅一つで冷やかされて、ちゃかされて、結局すっぴんにされるような場所なんて、まっぴらごめんです。

 その後すぐに彼氏もできたしね(笑)
 人間、笑顔が出ない場所に長いしちゃダメです。

 あ、でも彼との最初の出会いはクラブに入っていた関係だったから・・・やばい。
 入ってなかったら接点はなかったんだ。
 うーん。悩むところだなあ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索