スタイリッシュで知的な女がオープンカフェで、と言うのなら格好も良いかもしれませんが、やっているのは私ですから、大して素敵な眺めではありません。
 ヘビースモーカーにはまだまだ程遠い本数なのですが、それでもパソコンに向かっている時やレポートを書いている時、ホンを読んでいる時などは、何とはなしにタバコに手が伸びます。
 考え事をしている時も多いかな。

 幸いにも職場は禁煙なので、仕事中に吸えないので内臓にかかる負担も少なくて済んでいます。

 私と付き合いのある人は、大なり小なり煙害を被る事を覚悟していただくことになります。
 相手が女性の場合は気を使って風下に座るように心がけますが、相手が男性の場合はお気の毒ですが、無視されます(笑)

 私の前でだけタバコを吸う、という男性がいました。
「一応止めたんだけど」
 普段は周囲で誰かが吸っていても、欲しいとも思わないそうなのですが、私といると吸いたくなるのだそうです。
 これってどうなんでしょう?
 私としては嬉しかったんですけど。
 彼の体を思うなら、良くない事なのかな?

年中恋愛モード?

2003年8月17日
 非常に忙しかったこの数日間。あまりの忙しさに休日だった事すら忘れてしまいそうでした。
 そして久方振りの出勤日の今日、山積にされた仕事を前に現実逃避。
 考える事は、彼の事だったりする訳です。
 年がら年中男の事で頭をいっぱいにさせているのか、と尋ねられたら、そうだと答えるしかありませんね(笑)

 恋愛事ほど楽しいものはない、と思います。
 いや、辛い事も多いのですが、何故かこれだけは止められないのです。中毒のようなものです。

 そう言えば、昨日家族と一緒に出かけた折、彼と初めてキスをした場所の前を通りました。
 ほんの少し頬が上気して、体温が上がりました。
 緩みそうになる口元を必死で押さえ、誰にも気付かれないように、ちらりと横目で盗み見しました。
 昼と夜では、まったく雰囲気が変わるものですね。よくもあんな所で、人目も気にせず抱き合ったり、キスしたり・・・(以下自粛)したものです。
 でも、肌を合わせてしまうとダメですね。常にデートの最後がそこに行ってしまう。
 それはそれで良いのですが、そればっかりだと不満じゃありません?
 それが良いと言う人には、もちろん「する」事をお奨めします。誰しも自分に一番あった方法で相手を感じる事が重要ですもんね。

 しかし私は、恋愛の醍醐味は、視線の絡めあいだったり、気持ちの探りあいだったり、きわどい線での言葉のやりとりだと思うのです。

 こんな事ばっかりやってるから、いつまでたっても成長しないんでしょうねえ。
 それにしても、毎日毎日飽きないなあ、私。

手を繋ぐ

2003年8月13日
「腕を組む」より「手を繋ぐ」が好き。

 以前日記に書いた上司が「どうやったら自然に(女性と)手を繋ぐことができるか」と、真剣に語ってくれました。
 もちろん、気になる女性と。
 誰でもいい訳ではありません。
 手を繋ぐタイミングが問題なのだそうです。

 車道側を歩いている女性を、さり気なく歩道側に移動させ、そのまま手を繋ぐ。
 点滅している信号を急いで渡るフリをして、彼女の手を取り走り出す。

 でも、上司は手を繋ぐよりは腕を組む方が密着度が高くていい、と言っておりました。

 私は、手を繋ぐ方が双方の好意があらわになって、なんだか良いと思います。
 丁寧に整え綺麗にマニキュアを塗った爪で、繋いだ相手の手の甲を、軽くひっかいてみたり、指の腹でなぞってみたり。
 なんだか、そっちの方がいやらしくて好き。

 腕を組むのは、女性が主体で男性が受身っぽいのが気に入りません。
 エスコートは別。
「どうぞ」と差し出された腕に自分の腕をからめる時のあの気分は、何とも言えませんね。

 あんまりエスコートの上手い男性に出会った事がないので、手を繋ぐ方が好きなのかもしれません。
 ちなみに私は「手を繋ごう」と、好きな男性から言われると、非常に嬉しくなります。
 もちろん、自分からも要求します。

 手に触れるのが好きだから、繋ぐのも好きなのかも。・・・手フェチだからなあ、私。
 触れてもらうのも好きです。

 私の知っている男性は、必ずと言っていいほど、珍しげに(私の)爪を弄びます。
 そんなに長い爪が珍しいのでしょうか。
 ・・・どうなんでしょう。
 一度彼にも聞いてみよう。
 どの「彼」に聞くのかは内緒。
(?誰に内緒なんだろう)

夏は恋の季節?

2003年8月12日
 いいえ、私にとっては冬がその季節です。
 寒い時期の方が人恋しくなると言うか、人肌が恋しくなると言うか。
 だから涼しくなる10月くらいから、徐々に気持ちがそっち方向に向いてきて、12月に入る頃にはどっぷり恋に浸っている事が多いのです。

 クリスマスを一人で過ごすのが寂しいから、という理由では決してありません。
 あんまりイベントにこだわりはありませんから。

 秋の夕暮れに朱に染まった西の空を見ながら、彼氏が欲しいなあ、と思う訳です。
 きっと長くなる夜の時間を持て余すのでしょうね。

エレベーターの中で

2003年8月11日
 実は私、エレベーターという密室が好きです。
 特に好きな人と二人っきりで乗るエレベーターは「このわずかな時間をどう使おうか」「何をしようか」と胸がはずみます。
 ちょっと悪戯っ子のような気分になって、そして甘〜い空気を内に秘めて。

 微妙な関係でグレイゾーンに二人がいる時ならば、酔ったフリでもして相手にもたれかかってみます。
 お付き合いの最初の頃なら、手でも握ってみましょうか?もしくはちょっとふざけつつ、軽くキスでも。
 もう少し深くなったら、わずかな時間を惜しんでお互いを抱きしめて見つめあい、熱のこもったキスを交わしましょう。

 エレベーターが目的地に到着すると同時に、何事もなかったかのようにするりと離れて、視線だけ絡めて微笑むのです。

 ・・・あの人。
 どうしてるかなあ。

 その薄い唇に触れた時、その優しい温もりを、まだはっきりと思い出せます。
 外は寒くて、その寒さの中に出て行こうとしている私達でした。
 外では手をつなぐ事も抱き合う事もできず、気持ちだけが温度を上げていました。

 向こうも私との事を覚えているでしょうか。
 何をしたい?
 そう聞かれて、考えました。
 私はあの頃夢中だったクラブ活動を止めて、友人との遊びに時間を費やしたい。

 今考えると、どうして団体活動にあそこまで必死に、そして夢中になれたのか分かりません。そこには格好悪い自分が沢山いました。良い事も数え切れないほどありましたが、それを上回るほどにくだらない出来事に振り回されていました。
 あの時期、あの場所がすべてだと私は思っていました。
 年功序列、男尊女卑は当然の世界。
 ばかばかしい。

 でもあの時期があったからこそ、見えたものも沢山あります。
 あの中にいた人達は全て、井の中の蛙でした。
 2年で見切りをつけて、結局止めてしまいましたが、その後冷静に彼らを見続けた私です。
 どの人も、恐ろしいほどに自分達だけの丸い円の中で、その中でだけ通用する自分の地位を、大事に大事に守っている。
 哀しいなあ。

 あの時素敵だと思った人も、いざ円の外から眺めてみると、なんと小さな人であった事でしょう。
 きっと私も小さかった。
 円を出たからと言って、私がエライ訳でもなんでもないのですが・・・。

 私が辞めてすぐ、私に対する中傷がクラブ内に広がったと聞きました。
 笑えました。

「絶対に男ができたんだ」
「派手になったもんな」
「化粧するようになったしな」
「いつも笑顔だしな」

 化粧や笑顔がそんなに悪い事でしょうか。
 女は素朴で控えめで地味で、男の後ろをついていくのが良い、と決めてかかっている台詞ばかり。

 ふん。
 せめて綺麗になった、と言ってくれ。
 明るくなったのは、しがらみから逃れられたせい。
 口紅一つで冷やかされて、ちゃかされて、結局すっぴんにされるような場所なんて、まっぴらごめんです。

 その後すぐに彼氏もできたしね(笑)
 人間、笑顔が出ない場所に長いしちゃダメです。

 あ、でも彼との最初の出会いはクラブに入っていた関係だったから・・・やばい。
 入ってなかったら接点はなかったんだ。
 うーん。悩むところだなあ。
 映画を観ました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
 色んな評価はあるかと思いますが、私個人としては結構満足しました。
 内容に、ではなく(笑)ジョニー・デップに。

 彼が出てくると、オーランド・ブルーム(でしたっけ?)が恐ろしいほどに霞んでしまいますね。
 登場のシーンからして胡散臭い。
 動きもまた変だし。
(断っておきますが、けなしている訳では決してありません。むしろ真逆)
 でも何が一番素敵かと言えば、ジョニー・デップ扮する海賊の動き。
 ゆら〜りゆら〜り。のら〜りくら〜り。
 指の動きに目を奪われました。
 なんてセクシーなんだろう、と。

 しばしば指の動きに男性の魅力を感じます。
 美しい指はもちろん、その計算された、もしくは無意識な動きに。
 あの手に触れたい、触れられたい。
 不埒な思いにかられる事は、現実世界でも日常茶飯事です。
(実際に触れた事も数多くあるのですが、激しく誤解を招くので、やるからには覚悟が必要です)

 男性の魅力は口と指!
 断言します。

 友人知人に「君の趣味は変だ」と言われても全然気にしません。
 変わり者で結構。

 同じ俳優の出ている「指輪物語」でも美形設定のレゴラスを差し置いてアラゴルンに目を奪われてました。
 それも彼が傷ついたり苦悩していく様に。

 ちなみに今日、偶然にもジョニー・デップ主演の映画をテレビで放映していました。
 観てしまいました。

関西女と関東男

2003年8月6日
 どうしても関東の言葉には慣れません。
 友人としてなら平気でも、男として相手を見る場合、アクセントの違う愛の台詞などは背中がかゆくなってしまって。
 どっぷり関西人なんでしょうね。
 関東出身の人を対象から排除しようと決めているわけではないので、たま〜にそういう人が出現してしまうのですが、これがまた、好きになればなるほど、しんどくて。

 相手は相手で、関西弁でまくしたてる女は「キツイ」と思っていることでしょう。

 ボケとツッコミ。
 オチを強要。
 どうして関西人はそうなんだ、と。
 そうは言われても、こればかりは血ですから。

 お願いだから、ツッコめないボケをかますのは止めて欲しいな(笑)←友人ならOKです。愛を持って、教育しなおします(酷い)

 行為(笑)の最中に慣れない響きの台詞を聞くのも、ちょっと辛いです。

 ある意味差別かしら?
 逆に他の地域の人の訛りは、とても魅力的に聞こえます。
 その土地に味わいを感じて、「私も染まりたい(ばか)」

 やっぱり関西人は関東に変なライバル意識を持っているのかもしれませんね。
 ・・・いや、私が、なのかもしれません。
 でも好きになった人の中に関東の人もいましたよ。
 会話中の違和感は拭えませんでしたけどね。
 捨てられないものってありますか?
「捨てる行為ができない」のではなく「これだけはどうやっても捨てられない」という物がありますか?

 捨てるのは得意なのだけど、捨ててから後悔することも多い私。
 本などはその最たる物ですね。
 惜しげもなく捨てておきながら、数年後にどうしても読みたくなって、また買い求めたりするんです。これが絶版になっていたりすると、目も当てられない。古本屋を巡って探し出すことも。
 物を増やさない生活が好きなのです。
(あくまで理想形)

 人から頂いた物も、その人との関係が切れれば平気で捨てます。
 薄情な女です。
 手紙ですらも、えいっとばかりにゴミ箱へ。
 そして燃えるゴミに。

 ところが、写真だけは捨てられません。
 元来あまり写真を撮らない性格なのですが、一度撮って現像してしまったが最後、どうしても捨てられません。
 整理せずに放っておくのは全然平気なのですが、捨てる事だけができないのです。
 そして、残っていては後々災いの種になるような写真が・・・ダンボールの奥底にひっそりと眠っていたりするのです。
 引越しの時や大掃除でふと見つけてしまうと、私の時間が引き戻されるような気がします。

 喧嘩別れした友人の写真など、もう一生見たくもない、と今は思いますが、何年後かにはわざわざ探して見ているかもしれません。

 こっぴどく振られてしまった先輩の写真でも、破り捨てたりはできません。

 昔の恋人と一番良い時に撮った写真も。
 合コンで知り合った男の子との写真も。
 男装した友人との写真も。
 少々奇天烈な格好をした自分の写真も。
 こっそり隠し撮りしたあの人の写真も。
 海外に行く前にうちの職場に顔を出していたなんて、今日の今日まで知りませんでした。
 そっか。
 私、その程度だったのか。
 ・・・なんて、ちょっと落ち込みました。
「私も会いたかったなあ」
 無理して同僚におどけて見せた私の顔は、こわばってなかったでしょうか。

 あの人との事は誰も知りません。
 その方がいいという事は、私にも分かっています。
 でも、何もなかった頃の方が純粋に楽しかった。
 もうきわどい軽口も悪ふざけもできないのかと思うと、寂しくなります。
 人前で必要以上に距離をおかれると、哀しさで胸が潰れそうになります。

 笑顔くらい、それぐらい、私にくれたっていいじゃない。

 人目のない所でしか、もう親しく振舞えないのでしょうか。
 沢山の事を望んでいるわけではないのに。
 ただ、あなたと笑いあっていたいだけなのに。

 必死で結んだ唇が震えます。

愛は4年で冷める

2003年7月29日
 うちの上司の持論です。
 50歳の大台に乗ったというのに、毎夜のごとく飲みに出歩いて、ビリヤードが好きで、女の子と食事をするのも好き、というとんでもなく軽い人です。
 仕事ができるのがせめてもの救い。
 順調に出世しておられます。
 遊び相手が、15も年下のうちの同僚(女性)とその仲間達なので、老けることもせず、外見だけはまだまだ40代前半を保ってらっしゃいます。
 かく言う私も、この上司とは時々ご飯をご一緒したり、飲んだりしています。
 遊ぶにはとっても楽しい人なので。
 でも、夫にするとなるとどうなんでしょう。
 本人に言わせると、もう「見放されている」のだそうです。
 ・・・そうでしょうね(笑)

 ところで、私この方に2度ほど説教をされたことがあります。恋愛について。それも真剣に。
 内容については思い出したくもないので(図星で痛かったもので)触れませんが。

 本当に愛は4年で冷めるのでしょうか。
 そんなことはない、と信じたいもんです。
 ちなみに私の最長記録は7年。この記録だけが飛び出て長いです。

他人様の恋愛事情

2003年7月28日
 会う度に違う男性と付き合っている友人だとか、お見合いで知り合った男性に高価なアクセサリーをプレゼントされながら(それも受け取っておきながら)学生時代からの彼氏と結婚してしまった友人だとか。
 いつもいつもお金のない男性ばかりを選んで食べさせてあげている友人だとか。
 常に二股をかけている友人だとか。

 そうかと思えば、初めてお付き合いした人と結婚してしまった友人も何人もいたりして。

 人それぞれですよねえ。

 友人ではありませんが、40にして初めて男性を知った、という奇特な方も存じ上げております。

 色々な話を耳にする度に、自分の恋愛人生を振り返ったりするのですが、これが結構良い事しか覚えてなくって笑えます。嫌な事も山のようにあったはずなのに。

 高校時代の友人の彼氏と偶然二人っきりで話していたら、友人が血相を変えて飛んできて、私を平手打ちにして去って行った、という事がありました。
 激しい誤解です。
 私と彼は言葉もなく顔を見合わせるだけでした。
 誤解はすぐに解けましたが、あまりに腹が立ったので、ソフトクリームを彼女の顔にぶつけて仕返しをした私。
 ・・・若い(笑)

 すごく好きだと思っていた人と、いざコトに及ぼうとしたその瞬間「あ、そんなに好きじゃないかも」と気づいて引き返した・・・なんて酷い話。
 もっと早くに気づくべきです。

 相談に乗ったり、助言をしたりするのは苦手なのですが、人の恋愛話を聞くのは好きです。
 恋愛事が好きなんでしょうね。
 まだ現役のつもりです(笑)

男と女が別れる時

2003年7月27日
 一旦は想いあって一対になる訳じゃないですか。それがいつの日か別れる日もくる、と冷静に思ってしまうと、とてつもなく寂しい気がします。
 最初から別れる事を前提に人を好きになるなんて人はいないと思うのですが。

 数多くの失恋をしてきました。
 別れもありました。
 現在も恋愛中です。
 別れはあるかもしれないし、ないかもしれない。
 それでも人を好きになる事は一生止められないと思います。
 いつでも誰かを好きでいたいです。

 でも願わくば、この気持ちのままでいたい。

誰のことだ(笑)

2003年7月26日
 夏物のスーツ。
 ショップでぶら下がっていた時には普通のスーツでした。
 人が着たらどう見ても某アニメの女性キャラ風。
 「るぱ〜ん」なあのお方。
 しかもうっすらゼブラ模様(笑)
 着た人間が悪かったんでしょうね。
 Gカップでケツもでかい(言葉が悪いですね。失礼)くせに、ウエストだけはそこそこ細い。
 化粧が薄くても、長く伸ばした爪にきっちりマニキュアしてたら、派手に見えるでしょう。
 おまけに8センチヒール。
 光物は指輪だけだって言っても、ごつかったら目立ちます。

 関係ないですが、見えそうで見えない服装をするときには、見えた時の覚悟が必要です。
 観察するような輩はどうかと思いますが、ハプニングで見えてしまった人に対して「見たわね!」と眉を吊り上げるのは反則です。
 と、私は思います。

 個人的には露出系より見えそうで見えない服を推奨。
 感覚が男性だとよく言われますが。
 女に羨望と嫉妬の目で見られる女は素敵じゃないですか?
 だから、スタイルに自信のある女性達は、視線に耐えてあえて挑戦的な服を着てみてください。
 勘違いでも結構。
 M君のことなんて書いてしまった翌日。
(いや、主はK君だったはず(笑))
 じっくり思い出したせいでしょうか。夢を見ました。
 スーツ姿のM君はやはり見目麗しい青年でした。
 過去の人のはずなのに、胸がしめつけられるほど切なくなってしまったのは、嫌いで別れたのではなかったせいでしょうか。
 本当に心の底から好きだった。
 今でも好きなのかと問われたなら、「いいえ」ときっぱり答えることができます。
 でもあの時好きだった自分を消すことはできません。
 嫌われたくない一心で別れたのです。
 きっと、ずっと想いは忘れません。

 未だに彼の写真を持っている私は未練がましいでしょうか。
 捨てられないんです。
 一年に一度くらい取り出して、ぼんやり想い出に浸ったりします。
 あの日彼に言われた言葉。
 あの日彼と行った場所。
 些細な事まで覚えてます。

 もう10年も前の事なのに。
 その後何人もの人とお付き合いしてきたのに。
 彼よりも長く一緒の時を過ごした人もいるというのに。
 比べれば、必ず現在進行形の恋人の方が好きだと断言できますが、それでも彼だけは忘れられません。
 何故でしょうね。
 さて、学生の頃の話。
 自分は好きな人の性別にこだわらない、と豪語する友人がおりました。俗に言うバイセクシャルですね。
 彼は非常に理想が高く、女性なら当時有名だった某女優の名を挙げ、男性なら現在活躍中の某アーティストの名を挙げていたので「んなヤツ巷にはいねーよ」とばかりに皆で呆れていたのであります。
 ところで、彼にはいつもつるんでいる3人の友人がおりました。
 もちろん全て男性です。
 はたから見ていると、彼らは少年のようでした。どの子もまだ世の中の垢にまみれず、純心で単純で愛すべき存在で――そうそう、彼らは私よりも年下でした――仲間内では誰もが温かい目で見ていました。

 ややこしいので、バイの彼をK君としましょう。
 K君の3人の友人のY君とM君とは面識がありました。
 ぶっちゃけて言うなら私はM君が好きでした。
 珍しくじっくり時間をかけて好きになりました。
 K君とは友人のように、Y君とは姉弟のように、そしてM君には下心を持って付き合っていたわけです。
 恋愛事に対しては前向きな私は、もちろんM君に玉砕覚悟である時ぶつかったのでございます。
 結果ですか?
 初回は惨敗。
 二回目以降は引き分け。
 そして半年後、見事勝利をおさめました。
 このM君というのが、自分で言うのもなんですが、かなりの美少年で、隠れファンがそこかしこに存在していたのです。
 それを射止めた私は、隠れはしないものの交際を公言せずにしばらくお付き合いを進めていました。
(ま、結局ばれましたけどね)
 当然のことながらM君は友人3人には私の事を正直に報告していたようで、件の台詞はその事実を知ったK君が私に向かって呟いたものなのです。

 喫茶店で2人きり。向かい合ってぼそりと言われたその時の私の気持ちったら。
「・・・マジですか?」
 冗談かと思いましたよ。
 ってか、なんで三すくみで死なねばならん。
 私を刺して2人で逃避行と言うのなら分からないでもないです。もしくは彼を刺して心中する。
 どっちも穏やかではありませんが。
 何故に3人全員死ななければならないのでしょう?
 あまりに驚いたので、私は軽口を叩いてその場を逃げました。
「K君、M君の事好きだったのね〜。ごめんね〜、取っちゃって」

 後日、女性の友人にその話をすると
「・・・好きだったのは彼(M君)だけじゃなかったのかもねえ」

 なるほど。
 そういう考え方もできるのですね。
 でも、どう考えても、あのこだわりのある彼が私を好いていたとは思えないのですが。
 どうなのでしょう。
 ちなみに私は「たぬき顔」(笑)
 真相は闇の中。
 彼女と相対すると顔が熱くなる。
 強い意志を持った瞳で直視されると、うろたえてしまう。
 自分が何の用でやってきたのかさえ、忘れてしまいそうになる。
 7つも年下の女性にどぎまぎする自分がおかしくて、恥ずかしくて、そして少し楽しい。

 女性を好きな女性の友人がいます。
 告白された時の私の感想は
「はい。そうですか」
 なんとも適当なモンでした。
 ま、そういう人もいるだろう、と。
 それは「細身の人が好き」とか「背は高い方がいい」とか「色黒の人が好き」などと同じ事でしょ。
 友人は結構緊張して告白したようですが、私にとっては彼女がどんな人を好きであろうと、別に問題はないのです。
 自分が好かれたとしても、相手に興味がなければお断りするしかないので、異性であろうが同性であろうが返事は変わりませんし。

 押し倒されたら、ちょっとびっくりするかもしれないけど(笑)、でもそれは相手が男性でも同じだな(笑)

 一度、彼女とゆっくり落ち着いて話をしてみたい。
 そしてその時自分がどう反応するのか、心はどんな風に揺れるのか、みつめてみたい。
 と、冷静に思います。
 どうなんでしょう。
 知らない世界が開けるでしょうか?

 でも、基本は男性が好きv
 男の好みにもこだわりがあるので、女にもきっとこだわるであろうと思われる。

流行からはずれる女

2003年7月21日
 流行り物にはほとんど手を出しません、私。
 好きな物がいつの間にか流行っていた、というなら話は別ですが「皆が持っているから」という理由でのお買い物は考えられません(笑)
 スウォッチが流行った時もそうでしたねえ。
 何故かひとつだけ持っているのは、叔母の海外旅行のお土産だったり。
 ヴィトンのモノグラムが異常に流行った時も(あ、私の周囲でものすごい大波が来た時期があったのですよ)私だけノーブランドの財布とバッグだったし。

 で、昨日携帯を換えました。機種変なんかではなく、ええ。当然番号もアドレスもぶっちぎりで変更です。知り合い各方面に連絡するのが非常に面倒くさい・・・。
 なら変えるな、って話ですね(笑)
 この際切りたい人達を切るのもいいかもしれません(確か1年前に引っ越した時にも、同じ事をしたなあ)
 あれ?流行り物の話だったはず・・・。
 あ、そうそう。友人に携帯を変えるから、と連絡したら「メジャーどころに変えるのではない所が、君らしい(笑)」と返ってきました。
 ほめられている、と思っておこう。
 ショップで気に入ったキャリアふたつに心を揺らされ、悩むこと40分。当然の事ながらひとつは諦めたワケなんですけど。
 諦めた方の形がこれがまた妙で、その奇抜さにすごくひかれて、今日もそのキャリアに思いを馳せているのです・・・。おまけにそっちにはカメラもついてないし。それでも欲しかったなあ。

 いや、後悔はしません。

 意図的ではないのに、どちらもソニーだってのが笑えた。
 しばらくは肉を見たくない。
 いいお肉は美味しいけど、ちょっとでいいです。
 脂が気持ち悪い……。
 自分のお金で飲み食いした訳ではないので、文句を言うのは間違っているのですが、なんで皆あんなに肉ばっかり食べられるんでしょうか。
 と、年??いやーっっ。
 食べる行為は好きだけど、年々量が減っていくのはいかんともしがたい。その分煙草の量が着実に増えているのは危険と言うしかないわ。

 人が食べている姿を見るのが好き。
 相手が好意を持っている男性なら、観察するかのごとく見ます、私。
 お箸の使い方から、口の動き、嚥下する喉元。色気を感じることすらあります(そそられる、と正直に言え、自分)。
 本質が垣間見える一瞬が好きなのでしょう、きっと。
 食べる行為はエロティックだと、よく言われてますが、あれは真実だとしみじみ思うのです。
 食われてみたい、と思わせる男性って素敵だ(笑)

 友人が「人間のタイプは肉食獣と草食獣に分けられる」と言っておりました。
(もしくは「狩る側と狩られる側」)
 私は狩られると見せかけて狩る草食獣になりたいと思います。つまりはズルイ女。
 ……それって嫌な女だと思います?
 うーん、私はそれを隠す人は嫌いですが、堂々としている人は好き。
 ちなみに、友人は「私は肉食獣よ!」と宣言してましたが、私が見る限りは「肉食獣でありたい草食獣」な可愛い人です。損ばっかりしてるしねえ、彼女。

 ああ、胸焼けが。
 明日は和食に決定。ウィダーインゼリーでもいいってくらい。
 余分に摂取した脂肪分をなんとかしたい。

強がってみました

2003年7月19日
 来週出発します、と連絡をもらいました。
 結構へこみました。
 どっちにしても春から一年会えないとは分かっていたのですが、一旦取りやめになって、日本に戻って来ていると聞いていたので、なんとなく偶然にでも会えるかと期待していたんです。
 そんな期待をした自分がばからしく。
 一年後、お互いがどう変わっているか、全く想像がつきません。
 元々どこまで気持ちが繋がっていたのかすらも分からなくなってしまいました。

 みっともないなあ、と自分でも思います(笑)
 でもみっともない自分が結構好きだったりもします。
 日々の忙しさにかまけて、こんなこと全然平気よ、という顔をしながら生活しています。
 帰ってきたら、普通の顔をして「おかえりなさい」と言おうと思っています。

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